令和2年 年頭挨拶
桐生織物協同組合
理事長 牛 膓 章
明けましておめでとう御座います
皆様には、健やかな内に新年をお迎えの事とお喜び申し上げます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は5月に元号が平成から令和に変わりました。今年こそ災害のない穏やかな年になるように、そして令和の風が好景気の風に成ることを祈念しましたが、残念な事に10月の台風19号により東日本の広い範囲で災害を受けてしまいました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に一日も早い復旧、復興を願うもので御座います。
又、「天皇即位の礼」に伴う「祝賀御列の儀」では、晩秋の輝かしい日差しの中でのパレードに祝福の歓喜や、ラグビーのワールドカップでの日本チームの大活躍に熱い応援と、それぞれの出来事に日本国民の心が一つになった年でもありました。そして日本の経済は緩やかに回復しているものの桐生織の環境は、百貨店やアパレルの販売不振、及び気候的要因だけとは思われない呉服業界の不振等、厳しい環境の一年で有りました。
今、ファストファッションの台頭や、従来の商品販売の形態からネット販売に移行等、市場に変革が起きている中で、桐生織の差別化された高付加価値の商品を如何にこだわりの有る市場にPR 出来るかが大きな課題となり、その為にも「新マーケットの開拓」「新商品の開発」等、「桐生ブランド」を掲げ組合員の総力を挙げて「産地ファースト」の為に、頑張って行きたいと思いますので皆様方のご協力をお願い致します。
結びに、本年が皆様のご健康とそれぞれにとりまして実りの多い年となります様御祈念申し上げまして挨拶とさせて頂きます。