平成28年 年頭の挨拶

平成28年 年頭挨拶

 

                                                                                                           桐生織物協同組合

        理事長 後 藤 隆 造

 

あけましておめでとうございます。

組合員の皆様には、すがすがしい新年を迎えられたことと心からお慶びを申しあげ、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

さて、昨年の日本の経済は、政府の金融、財政、民間投資を一体的に推進する政策により、好循環の中で緩やかな回復基調にあったと言われました。しかしながら、当桐生産地においては、年当初一部好調な製品もあるように言われましたが、全体的には政府政策の恩恵を感じることの少ない厳しい一年でありました。

このような状況下ではありましたが、一昨年の「織都桐生千三百年記念事業」に引き続き、関東織物産地連絡協議会加盟の各織物組合の協力のもと「関東織物産地展」を開催し、広く地元の市民・県民に対し「桐生織」をPRさせていただくことができました。本年も組合では、この「織都桐生千三百年」を契機として、更に織物振興事業の充実を図り、産地の活性化に寄与して参りたいと考えております。

また、初代群馬県令楫取素彦が重要人物となった昨年に続き、本年は、群馬県にゆかりの深い真田幸村が主人公のNHK大河ドラマ「真田丸」が放送され、引き続き群馬が注目されることが期待されます。

桐生織物協同組合は、本年も「伝統と新しい技術」をテーマに掲げ、歴史が証明する産地の技術を十分に発揮させ、地域団体商標「桐生織」のブランド力の向上を図る製品を開発するとともに、それらの製品を市場に送り出すため、積極的な事業を展開し、組合員企業の繁栄のため鋭意努力いたして参りたいと存じますので、旧に倍するご指導、ご協力をお願い申しあげます。

結びに、本年が組合員の皆様にとりまして実り多い年となりま

すよう心よりご祈念申しあげ、年頭の挨拶とさせていただきます。