・・・今を生きる桐生織の技と心を後世につなげる・・・
開催期間:平成27年6月20日(土)から7月20日(月)午前10時から午後5時
開催場所:桐生織物記念館2階 特別展示室
桐生市永楽町6番6号
電話:0277-43-2510 (桐生織物記念館資料展示室直通)
続日本紀には、和銅7年(714年)にこの地より「あしぎぬ」が朝廷へ献上されたとの記述が残っています。昨年がちょうど千三百年目の節目の年にあたることからさまざまな記念事業を執り行ってまいりました。
【現在の織物保存事業】
桐生織を後世に資料として残すべく、「現在」の織物を屏風に仕立て永久保存することになりました。代表的な桐生織を六曲一双の屏風に仕立ました。また屏風にできない製品も保存いたします。
和と洋、六曲一双の屏風に収められた桐生の今がご覧いただけます。
【「1300人で織つなぐ」手織り体験】
平成26年(2014年)9月10日に「1300人で1反の織物を織り上げよう」という企画でスタートし、織物資料展示室を訪れた皆さんのご協力のもと、11月8日に達成いたしました。
織りあがった約7mの生地は、目の細かいところや粗いところ、巾の広いところや狭いところと、1300人の手により心のこもった作品となりましたのでぜひご覧ください。
【桐生織物記念館保存修理事業】
昨年、東日本鉄道文化財団の「平成26年度地方文化事業支援」による「桐生織物記念館保存修理事業」として援助をいただき、平成の大修理を行いました。
桐生織物記念館は、昭和9年(1934年)、当時の桐生織物同業組合の事務所として建てられた木造2階建ての当時としてはモダンな建物で、平成9年(1997年)には国の登録有形文化財に指定されました。
しかし、平成23年(2011年)の東日本大震災に加え、平成25年(2013年)2月5日未明に突風が記念館に向かって吹き荒れ、瓦が落下しました。更に3階建てに匹敵する高さの屋根から、今にも落ちそうな瓦が何枚も確認されたため、桐生市文化財保護課、桐生市消防などのご協力をいただき、危険な瓦の撤去作業が行なわれました。
その後、平成26年(2014年)2月に襲った大雪も記念館に甚大な爪あとを残しました。
平成の大修理により昭和から平成へと桐生の織物を見守り続けた瓦の一部は仕事を終え、永久保存されることになりました。
展示品にやどる先人からの「技」と後世に伝える「心」、そして1300人のぬくもりを感じていただければ幸いです。
平成27年6月吉日
桐生織物記念館
桐生織物記念館
【織物資料展示室】
桐生織1300年の歴史、技術と技法などの紹介
織り機や織り道具などを展示
桐生織物の紹介ビデオ放映
【桐生織物販売場】
桐生で織り上げた素材
服地素材、和装品(きもの、帯ほか)
服飾、小物類、織物の布地、はぎれ、等
◆開店時間 午前10時~午後5時
◆休業日 お問合わせ下さい。
◆入館料 無料
◆電話 資料展示室:0277-43-2510 販売場:0277-43-7272
www.kiryuorimono.or.jp/kinenkan
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群馬県桐生市永楽町6-6 【地図】
電話0277-43-7272
JR桐生駅より徒歩7分
東武新桐生駅よりタクシーで約15分
北関東自動車道、大田・藪塚インターよりお車で約25分
大田・桐生インターよりお車で約20分
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